新文明構築はライフスタイルの転換から――生活と一体化した「思想」を持つということ

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　私もつい、日本の政治の悪い面に注目しがちですが、例えば、今回の名古屋市長選挙で河村市長が当選したことは、確実に良い流れです。

　日本の政治にも、まだまだ希望が持てるのです。

　生長の家では「三界は唯心の所現」と言って、この世界の現象はすべて自分の心の現れであり、例えば

「この世界は思い通りにならないものだ！」

と言って諦めてしまうと、本当に業の流転に支配される「思い通りにならない世界」が実現してしまいます。

　また、世の中の悪い点にばかり着目していると、自分の周囲にも悪いことが起きるようになり、全ての生命は一体なので社会全体に悪い現象が顕われてしまいます。

　ですがこの世界は、本当は神様が作った善一元の世界なので、そういう悪い現象は「心の影」であり、もっとこの世界の良い面に着目しよう、と生長の家では考えます。

　今回、自民党と共産党が手を組むという「悪い現象」が顕われましたが、結局、河村市長が当選しました。

　こういう「良い面」に日頃から着目していると、自分の生活も良くなるし、国家の政治も良くなるのです。

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　また、政治改革を主張する上に重要なのは、自分の主張する思想がどれだけ日々の生活に反映されているのか、ということです。

「思い通りになる世界」と言っても、本心から思っていないことが実現するわけ、ありません。

　例えば、「戦争反対！死刑反対！」と言っている人間が、「あいつのことは腹が立つ！殺してやりたい！」と日頃から思っているとすると、この世の中から戦争も死刑もなくなりません。

　だって、

「悪い人間は殺していてもいい！」

という思想から戦争がはじまり、それが国内では死刑という制度にあらわれているのですから。

　ついでに言うと、今の日本では国民の八割近くが「死刑存続に賛成」と言っています。つまり、国民の八割近くが「悪い人間は殺すべき」と考えているのです。

　こんな考えだと、日本が本当の意味での平和国家になることはないでしょう。

　また、リベラル派の多くの人間は堕胎を容認しています。堕胎という名の殺害を容認しておいて、戦争を避けることなどは、不可能です。

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　話を戻します。

　江藤淳先生は「保守とは何か、それは感覚である」と言われましたが、私の唱える緑の保守主義においても当てはまることだと思います。

　私が保守するのは、神様から頂いた生命であり、その一環としての大自然の生態系であり、また、それに付随する日本の伝統文化です。そして、その中心に坐しますのが天皇陛下です。

　そうした「感覚」を持っているならば、日頃から「自然から奪わないライフスタイル」を実践すべき、という結論になります。

　現在の畜産業は、家畜を「生き物」ではなく「物品」として扱い、飼料効率の悪い食べ物を多量に食べさせて、成長ホルモンを異常に投与し、地球環境と食糧問題に悪影響を与えています。

　そのような現状を放置している人間が「自然を大切に」と言っても、パフォーマンスに過ぎません。

　そこで、緑の保守主義による政治を本気で目指している私は、まずは日常生活から「自然と調和した新しい文明の構築」への潮流を起こすために、「ポゥヨゥ・ベジタリアン」の生き方を選択したのです。

　ポゥヨゥ・ベジタリアンは、完全な菜食主義者のことではありません。個人の体質にもよりますが、動物性たんぱく質を極端に取らない場合体調を崩す人も中には存在します。

　私は、動物性たんぱく質は主として卵と魚から摂取するようにしています。場合によっては鳥も食べます。

　卵も無精卵ならば命はありません。なので、卵を食べることは命を奪っていることにはなりません。（植物であっても、例えば葉の部分だけを食べる山菜を根こそぎ収穫するような、不必要に植物の命を奪うやり方は「自然から奪う生活」です。）

　魚や鳥は哺乳動物ではないので倫理的な問題が比較的少ないのと、牛や豚と比べて飼料効率が良いので、比較的「他から奪わない」生活と言えます。

　皆様の生活の参考になれば幸いです。

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【聖典より】

　生活の前途に不安があるのは神を本当には信じないからである。神を本当に信じたならば生活の前途に不安などありようがないのである。（略）本当の「生活の支え」は唯、神のみである。神を信じ、神と一体になって神に導かれるとき生活になくてはならぬものは必ず与えられるのである。（谷口雅春先生『新版　真理』「第9巻　生活篇」p.232～233）

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日野智貴の5つの誓い

一、全ての人間を神の子として祝福礼拝し、縁ある皆様に法愛の精神で接して周囲を和顔愛語讃嘆で満たします。

二、「尊皇愛国・自然共生・生命尊重」を一体のものとして把握し、現代社会の喫緊の課題である地球環境問題に取り組みます。

三、生長の家総裁に中心帰一して人類光明化運動・国際平和信仰運動を通した日本国実相顕現に邁進します。

四、若者・学生・生徒・労働者・胎児・障碍者・薬害被害者の「いのち」と「権利」を断固擁護します。

五、学問的方法によって真実の歴史を明らかにし、我が国の本当の歴史を復興させて次世代へ伝えていきます。

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【お知らせ】

4月30日、第69回生長の青年会全国大会が開催されます！
＜メイン会場＞　生長の家飛田給道場
＜サブ会場＞　生長の家大阪教化部（⇒私はこちらに参加させていただきます！）
　　　　　　　　　　生長の家札幌教化部
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　　　　　　　　　　生長の家沖縄教化部