森の中のオフィスがオフグリッド(自然エネルギー完全100%)達成!!
今月号の機関誌を見ると、ある人物の写真を見て気分が悪くなった。その人物は、私を毛嫌いしていることで著名である。
私は自分から人を嫌ったことは無いが、一方的に他人に嫌われることは、よくある。その人物が私を嫌っていることは多くの人が御存知で、Lineでも私をブロックしている。
天皇陛下は朝敵のことすらも祈られているのだが、不肖日野智貴は自分を嫌っている人間が機関誌に載っているのを見ると気分が悪くなってしまった。
しかし、何事も勉強である。私を一方的に嫌っている人間が機関誌に載って、いやでもそいつの顔を見なければならない、とは一体どういうことなのか。
それは、私がまだまだ悟りが浅いことを自覚させるための、観世音菩薩の導きなのである。
かつて、今春大阪生学連を卒業されたKさんにこのことを相談すると「一緒に和解の祈りをしましょう」と提案してくれた。
だが、私はその時はとても感謝したのに、暫くたつと他のことは祈っても、その人との「和解」など脳味噌から飛んでしまっていた。和解する気が無いからこそ、写真を見るだけで気分が悪くなるのである。
身の回りの全ての人は観世音菩薩である。私を一方的に嫌う人とも和解をしなければならない。
幼い頃のいじめっ子もそうだが、私を嫌う人と言うのは、判りやすいぐらいの「絶対悪」であることが多い。つまり、私に何の罪どころか、過失すらもないような状況で反感を抱かれることがしばしばあったのである。
本当は、そう言う人とこそ和解できなければならいのであって、私はまだまだ未熟である。
かつて、生長の家宇治別格本山に私へ嫌がらせをしてくる職員がいた。その時私は激怒したのだが、その時長田先生が私を「和解の祈りを知ろ!」と一喝し、一緒に和解の祈りをしてくれた。
その時、長田先生は私以上に真剣に私のことを祈って下さっているのが判った。それで、私は自分の心境を大いに反省した。以降、宇治では私に誰も嫌がらせをしなくなった。
さて、ようやく本題に入ると、生長の家国際本部が自然エネルギーによる完全な自給自足を達成した。
電力会社の電線を一切使わない、完全な自給自足体制である。
森の中のオフィスは決して小規模ではない。そこで、完全な自給自足が出来たことの意味はとても多い。
最近は、売電目的でメガソーラーの乱開発も目立つ。それによる自然破壊のような、本末転倒の事態も起きている。
だが、今回のオフグリッド化はもう電力会社の電気は使わないし、売電もしない、ということである。
そもそも、私は現在の送電システムには違和感を持っていた。折角発電しても、送電している間に約60%のエネルギーロスが生じるからである。
よく「日本のエネルギー自給率は低い」等と言われるが、送電だけで半分以上もエネルギーが消えていては、エネルギー自給率が下がっても仕方ない。
今回の森の中のオフィスのケースを活かして、地域ごとに自給自足出来る体制を整えると、エネルギー安全保障の問題も解決しやすくなるのではないか。
無論、そのためには、原子力発電を撤廃したうえで自然エネルギーに転換していくことも不可欠である。
森の中のオフィスは蓄電池の開発で自然エネルギーと電力安定供給とを両立させたが、これをもう少し範囲の広い地域社会レベルで行う場合は、揚水式水力発電の活用等も必要になるであろう。
いずれにせよ、森の中のオフィスの例は今後のエネルギー問題解決に多くのヒントを与えてくれるものになると信ずる。有難いことである。