生長の家正統派青年のブログ

生長の家西播青年会委員長のブログです。正統な宗教法人「生長の家」は1983年に自民党と訣別し、2016年以降は全ての国政選挙で自民党不支持を訴えています。ブログ記事の文責は教団ではなく私個人にあります。

国際平和信仰運動と尊皇は矛盾しない

 12月18日、教区青年会の会議で拙稿『令和4年度生長の家兵庫教区青年会の運動についての提言』(以下『提言』)を配布させていただきた。許可をしてくださった木村委員長にはこの場を借りて改めて感謝申し上げます。

 『提言』の内容は組織の体制に関するものが主であるが、一部、教学についても書かせていただいた。

 ご存知の通り生長の家は国際平和信仰運動を掲げ、国際平和を乱す安倍政権への不支持を表明した。これを「左傾化」と評価するものがおり、挙句の果てには「今の生長の家は反天皇だ」というようなデマまで広まっている。

 この種のデマは日本会議関係者が出した政治的謀略宣伝ではあるものの、私たちも自分たちの立場をきちんと伝える必要があるだろう。

 『日本国憲法』第9条の改正に反対することが、どうして「反天皇」になるのか、私には皆目理解できないが、彼らは印象操作に長けているから、理屈ではなく事実で反証を示した方が良い。

 何度も触れているが、『生長の家信徒行持要目』についての教団の解説にはこうある。

    • 天地一切のものに感謝すべし。

    天皇の恩、国の恩に感謝しなさい。あなたの父母に感謝しなさい。あなたの夫又は妻に感謝しなさい。あなたの子に感謝しなさい。あなたを支え、手伝ってくれる多くの人々に感謝しなさい。天地のすべてのものに感謝しなさい。

    (『“新しい文明”を築こう』上巻69頁)

 これを読んで「左翼宗教」に見える者がいたら、是非とも教えてほしい。

 国際平和信仰運動が天皇陛下崇敬と矛盾しないことについては、私も『提言』に書かせていただいたので、一部抜粋する。

 生長の家の公式サイトには国際平和信仰運動について「唯一絶対の神への信仰によって世界の平和をめざす」運動であると記されています。

 世間では「多神教優位論」と言って、日本は多神教の国であり一神教の国のように唯一絶対神を信じはしないのだ、みたいな説を唱える者もいますが、このような多神教一神教とを別けるのは万教帰一の真理に反する説であって、生長の家ではそのようには説きません。谷口雅春先生は次のように説かれており、いわゆる多神教優位論的な解釈を否定されています。

 平田篤胤式に神というのは、不思議なる働きをするものは、何もみな神であるというので白狐みたいな獣類でも、蛇のような爬虫類でも皆神であるとして日本人はそれらの動物を神さまとして祭っているのだといような考え方で神さまを想像して、「人間は神の子である」と教えられたのでは、“神の子”というのは爬虫類や獣の子と同類に格下げされたことになると私は思うのであります。

 それですから、この種の神観で、天皇を神として尊敬するという事もそれに類して、白狐や白蛇大明神と同様に尊敬するということに成りかねないのです。それと違って私が天皇陛下を尊敬するのは、天照大御神の御いのちの現れとして尊敬するということであります。

谷口雅春『国のいのち 人のいのち』18頁)

 従って、国際平和信仰運動の基盤となるべきは、谷口雅春先生の次のような神観、天皇観です。

 各民族、各宗派、みんな勝手に、別々の神観を説き、“日本で神というのは、こういう神”で、“キリスト教で説くのはこんな神だ”といようなことを言って神々を別々の存在のように説いておったのでは駄目で、本当に万教は唯一つの真理に帰一するという事も成り立たないし、「宇宙一切の存在の中心が一つである、共通である」ということが成り立たなかったら、本当に人類は一つ、世界平和という事も又、成り立たないという事になる訳なんであります。そういう訳で、私はどこどこまでも偏一切所の毘盧遮那如来大日如来)が、同時に金波羅華の世界の中心座にまします、それが実相宇宙「蓮華蔵世界海」の真実でその大日如来天照大御神であらせられ、その人格的顕現が天皇にましますと説くのであります。

(同書32頁)

 谷口雅宣先生が国際平和信仰運動についてお説きになった著書『信仰による平和への道』においても次のように記されています。

天皇国・日本」と聞きますと、短絡的に考えて、天皇陛下が国政の最終段階でいろいろなことを行う権限を持つことだ、と思いがちの人もいらっしゃるかもしれませんが、ここにはそのようには書いてありません。そうではなく、政教分離も、信教の自由も認めた上で、「政治家のみならず、学者も、企業家も、芸術家も、全ての人々が何らかの形で正しい信仰を持つようにならなければならない。その傾向が全国的に拡がって行ってはじめて神の国に近づいた国家が現実のものとなり、そこには当然中心帰一の姿が各所に具体化して来るものである」というわけです。

 ここには、どうやって神の国に近づいた国家をつくるかという方法論が書いてあるのです。つまり「天皇国・日本」というのは、天皇のご生活――これは、我々はいろいろな所で教わっていますが――神意を第一として物事を行っていかれるという天皇の生き方、神意が中心になる生き方が、我々個人のレベルにもどんどん弘まっていくことによって、それが民主主義の国だったら、結果として、そういう神意を重んじる政治家が多く選ばれるようになるであろうし、そういう経済活動が行われるであろうし、そういう学問が研究されていくであろう。そして、神の国に近づいた国家が現実のものとなる――こういう文脈の中で「天皇国・日本」は説かれているのです。

(谷口雅宣『信仰による平和への道』210頁)

 生長の家青年会の活動が国際平和信仰運動である以上、当然このようなことを会員が学んでおく必要があるのです。

 そもそも、天皇陛下は国際平和を望んでおられるのであるから、天皇崇敬と国際平和信仰運動に矛盾の生じるはずがない。

 『日本国憲法』第9条を改正してアメリカの侵略戦争に協力することの、一体どこが「天皇国・日本」なのか、そのようなものは「侵略国・日本」であって、そんな東夷の黄色い猿の集団は本当の日本ではないのである。

 天皇陛下を侵略の象徴とするのはかつては反天皇の左翼による宣伝であったが、今では自称保守が(まぁ、彼らは左翼のスパイなのだろうが)同じことをしているのは、甚だ哀しいことである。

 

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