台湾人は中国人ではない!河洛民族は漢民族に非ず(2)
台湾人は中国人ではない!河洛民族は漢民族に非ず(1)の続き~~
え?台湾問題に話を戻せ、って?
いやいや、ここからが、台湾と関係してくるんですよ。
「明が滅んだぞ!というか、自滅した!」
と聞いて、多くの中国人は、顔面蒼白ですね。だって、自分たちの国が、滅んじゃったから。
特に、明の皇族は、大変です。いつ、殺されちゃっても、不思議じゃないですからね。
というわけで、文字通りの意味で自分の首がかかっている、明の皇族の一部は、最後まで、抵抗を続けます。とは言っても、皇族同士で足の引っ張り合いをしたりして、その大部分は全滅しちゃったんですけどね。
その頃、今の福建省に、鄭芝龍という海賊がいました。というか、当時の中国では貿易が禁止だったので、貿易商人はみんな、中国海軍の摘発を逃れるために、武装していたんですね。だから、貿易商人は、みんな、今の言葉でいうと「海賊」なんです。
鄭芝龍さんは、台湾と貿易をしていた海賊でした。当時の台湾を支配していたのは、何度も言うように、オランダです。オランダは、当時、世界中に植民地を持っていました。
つまり、鄭芝龍は台湾を窓口として、世界中のものを輸入できるわけですよ!しかも、当時の中国政府は、貿易を禁止していますから、かなり儲かる密貿易です。
それで、明の旧皇族の皆さんから、お声がかかったわけですよ。
鄭芝龍自身は、直ぐに清に降伏しちゃったのですが、息子の鄭成功は、最後まで本気でした。
ところが、やがて、明の旧皇族の皆さんが作った亡命政府も、滅んじゃいます。
この辺り、私が詳しく書いた文章を用意していたのですが、PCの作動ミスか何かで消えちゃったので、詳しいことは、また、後日言いますね。
亡命政府までほろんだってことは、明は、もう、完全に滅亡しちゃったわけですよね。
じゃあ、鄭成功さんもあきらめざるを得ない・・・・・。
だけど、彼は、諦めなかったのです!
鄭成功のお父さんは、中国の福建省出身です。福建省は、台湾の対岸です。
あ、さっき言った、消えちゃった文章に書いていたけど、鄭成功さんの母親は、日本人です。父親が日本好きでしたからね。
話を戻すと、福建省からは、台湾へ移民がかなり言っていました。当時の台湾の人は、原住民を除くと、ほとんどが、福建省からの移民です。しかも、商売の関係で、鄭氏一族は台湾移民の開拓に携わっていましたから、彼らは、いわば、身内というか、仲間です。
え?オランダ人がいる、って?
「オランダ人なんか、台湾を植民地支配している侵略者じゃないか!そんな奴、追い出してしまえ!」
これが、鄭成功の方針でした。
オランダ人を追い出して、台湾に独立国家を築こう!
明王朝の復活に失敗すると、別のプランを出す鄭成功は、商人である父親の血も入っていたのでしょうね。見事に戦争に勝って、台湾を統治し、経済政策まで成功させます。
「うん?鄭成功って、中国人だよね?すると、台湾って、やっぱり、中国のものじゃないの?」
と、思った方、それは、違います。
まず、「中国人」も何も、中国が既に滅んでいるのですから、彼らは、中国人では、ありません。(笑)
仮に、「漢民族=中国人」という意味であったとしても、鄭成功や、台湾に移民した福建省の人たちの多くは、漢民族ではなく、河洛(ホーロー)民族という、別の民族です。
というか、現代の中国では河洛民族も客家(ハッカ)民族も、「漢民族」の一員に分類してしまっていますが、これは明らかにおかしいのです。(ちなみに、客家は台湾で二番目に多い民族です。)
河洛民族は「河洛語」または「閩(ビン)語」と呼ばれる言葉をしゃべっているんですね。
この、閩語ですが、なぁ~んと、標準中国語とは英語とドイツ語以上に違いがあるのです!
英語とドイツ語以上に言語が違うし、文化も違う――福建料理と北京料理は全然違いますからね(笑)――それを「同じ民族だ!」と強弁するのは、「イギリス人もドイツ人も同じゲルマン民族だ!」というのと、同じぐらいの無茶です。
まぁ、日本でも「アイヌ人も日本民族だ!アイヌは少数民族ではない!」等という人間がいますが、日本にせよ、中国にせよ、いい加減、少数民族の存在を認めなさいと言いたくなりますね。(笑)
さて、河洛民族は明が亡びるころに中国にやってきて、鄭成功が事実上の王様みたいな感じで台湾を支配していたんですね。
鄭成功はいわば「日系河洛(ホーロー)人」ですから、日本の助けも借りて独立を維持しようとしました。
家光は、いわゆる「鎖国」を決めたことで有名な人ですね。まぁ、清やオランダとは交易をしていたのですが、表向きは「国交はない」ということになっていました。(だけど、朝鮮や琉球とは国交がありましたし、西洋の文化も実際にはかなり流入していたので、「鎖国」という言葉が正確かどうかは議論がありますがね。)
というわけで、日本としては「え?鄭成功?いや、下手に支援して清と戦争になっても困るし、やめておこう」となったわけですよ。
しかし、日本の支援が受けられないからと言って、諦める鄭成功ではありません。
鄭成功は、あくまで清への抵抗を続けて台湾の独立を守り、その志は息子の鄭経に受け継がれます。
鄭経は、正式に国号を「東寧王国」と定め、台湾を独立国家として運営していきます。
さて、ここで清は東寧王国を「反清勢力」と判断し、これを潰すことを決めます。
「よし!中国も平定したし、次は台湾だ!」
という感じのノリですね。
満洲の国家である清は、モンゴルと中国を平定した後は、ウイグルにビルマ(ミャンマー)にチベットに――と、各地に版図を拡大していたので、そのついでに台湾も!という感じですね。
で、鄭経が生きている間は台湾は独立を保っていたのですが、その死後、清は東寧王国を滅ぼし台湾を平定します。
とは言っても、清は台湾を中国の一部として統治していたわけでは、ないんです。
まず、清は満洲の王朝なので、清が台湾を支配したからと言って、台湾が中国の一部である、という根拠にはなりません。
そして、そもそも清は台湾を「中華」(中国)ではなく、「化外の地」として扱っていたのです。
「化外の地」というのは、「中華ではない地域」つまり「中国ではない土地」のことで、元々は漢民族が「中華文明の及んでいない異民族の土地」を指していた言葉です。
ですから、清にとっても、台湾は「中国の一部ではない」という認識だったわけです。
さて、台湾の最大民族は河洛民族ですが、第二民族は客家民族です。
客家民族は中国南方の非定住民で、商人に多いのですが、今の中国政府は彼らも「漢民族」に分類しています。
しかし、これが大嘘であることは論を待たない、客家語も中国語とは別言語であることが言語学的には確定しています。
ネット上でも、客家の人間を奥さんにした日本人のブログに「全然、中国語が通じない!」ということが書いてありますね。
文化も全く違います。漢民族は定住民族ですが、客家民族は歴史的に定住していませんでした。
で、清の時代、中国南方には客家の人たちが商売のために各地を転々としていたわけです。
清の政府は「中国から勝手に他の地域(台湾・チベット・モンゴル・満洲・ウイグル、等)に行くなよ!」と命令していました。
というか、当初の清の方針では、台湾人や中国やチベットに行くのも、中国人やチベットやモンゴルに行くのも、チベット人がウイグルや中国に行くのも、基本的に禁止だったわけです。(後に一部解禁されますが。)
ちなみに、清の支配民族である満洲民族は、どこにでも行けました!というわけで、満洲人がどんどん、満洲から各地に引っ越ししちゃったので、肝心の満洲が超田舎になってしまって、気がついたらロシアに土地を奪われたりしちゃうわけですが、その話はまたの機会に。
そうした政策の一環で、中国人も台湾には行けませんでした。
だけど、「自由人」である客家民族が、そんな政策を一々守ろうはずがありません!
「え?台湾を清が平定したの?面白そうやないか、台湾に人稼ぎに行こう!」
という感じで、客家民族がどんどん、台湾に引っ越ししてきたわけです。
「中国におっても、漢民族に差別されるだけだし、台湾に新天地を求める方がええやろ!」
という感じで入植した人もいたわけですね。
そういうことで、台湾の第二民族は客家民族ということになったのですが、いずれにせよ河洛民族も客家民族も漢民族ではないし、台湾を支配した清も中国の王朝ではないので、台湾人は中国人ではない!と言える訳です。
【聖典より】
弥陀の本願というのは、宇宙のありとしあらゆるもの悉くが一つの大生命、本源者の生命を、何一つの例外もなく分け与えられ生れ、今現に生かされているということなのであります。それを、自分が勝手に思い違いして、自分で生きているように考え、自分の都合で善いとか悪いとかいって、憎んだり恨んだり悲しんだりして互いに争っている、これを罪悪といっているのであります。本当のこと(真実)を覚り、自分自身の力で出来ていることなど何一つ無い、丸々生かされている事実に目覚め、この事を確認し、自分ではなかった、仏のいのちであったと気づかせてもらえば、余計な心配もとりごし苦労もなくなり、安心して、ただ喜ぶより仕方がなくなるのであります。要は肉体を見て自分だと思うか、生命に眼を向けて自らを仏であったと観るかの異いであります。(藤原敏之先生『そのまま極楽の道』p.55)
日野智貴の5つの誓い
一、全ての人間を神の子として祝福礼拝し、縁ある皆様に法愛の精神で接して周囲を和顔愛語讃嘆で満たします。
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三、生長の家総裁に中心帰一して人類光明化運動・国際平和信仰運動を通した日本国実相顕現に邁進します。
四、若者・学生・生徒・労働者・胎児・障碍者・薬害被害者の「いのち」と「権利」を断固擁護します。
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【ニュース考察】
<要旨>民進党内の保守派を代表する細野豪志先生が、憲法に対する意見が執行部と異なることを理由に代表代行を辞任した。執行部からの慰留はなかった。離党については否定し、執行部から出ることにより党内で比較的幅広い提案を行っていくとした。
<コメント>細野先生については期待しています。『中央公論』掲載の文章も、(私と意見の異なる部分はありますが)特に悪い内容であるとは思いませんでした。
正直、民進党の「菅直人――野田佳彦――岡田克也――蓮舫」ラインの執行部には、全く期待できません。だいたい、岡田も野田も改憲派だったはずなのに、「安倍政権下での改憲はしない」という意味不明なことを言っている。
そもそも、本当に安倍政権を打倒するつもりなら、原発問題や労働問題、教育・育児政策で政府に明確な対抗軸を打ち立てる必要があります。また、子宮頸がん予防接種や堕胎の問題についてもきちんと対案を出していくべきですが、電力総連・日教組・医療業界の支援を受ける今の民進党は、自民党の補完勢力に堕してしまっています。
細野先生は脱原発も明確に訴えていますし、教育無償化を推進される意向なので、大いに頑張ってほしいと思います。
<要旨>有識者会議は「秋篠宮」という名称が国民に親しまれている、という理由で今上天皇陛下の譲位後も「秋篠宮」という名前を併用できるように、歴史上天皇の弟である後継者に使用されていた「皇太弟殿下」ではなく「皇嗣殿下」を秋篠宮殿下の新しい称号にすべき、ということで一致した。
なお、既に譲位後の美智子皇后陛下の称号は歴史的に使用されてきた「皇太后」は「未亡人を連想させる」という理由で「上皇后」にすべき、としている。
<コメント>この「有識者会議」というのは、碌な仕事をしない。天皇の弟が皇位継承者なら、「皇太弟殿下」と呼ぶのが当たり前である。「皇嗣殿下」って、そりゃ国語的に間違いではないが、それだと皇太子殿下も国語的には「皇嗣殿下」になってしまう。
「皇太后」を「上皇后」にするに至っては、歴史学を学んでいる人間からすると、意味不明すぎて笑えてしまう。『朝日新聞』によると、「戦後憲法下で譲位は初めてのことだから、歴史に捉われることはない」ということだそうだが、「歴史」を否定して天皇陛下という存在は存続しうるのか?
こんな「有識者」なるものに皇室の問題を委ねる安倍政権は、まさに「朝敵」とも言うべき存在である。
<要旨>電車に乗っていたJCとJKの二人組が、近くにいた男を痴漢扱いしてその腕を引っ張って電車からおろした。すると、その男は駅職員が来る前に二人の手を振り切って線路上を逃亡したため、総武線に約30分の遅れが出た。警視庁は痴漢容疑で男の行方を追っている。
<コメント>状況からして冤罪のにおいがプンプンする。痴漢事件は、基本的にほとんどが冤罪と判断してよいと思う。警視庁は痴漢の容疑ではなく、電車を送らせた容疑で男を探し出すべきだろう。
不幸にも冤罪被害に遭った方には同情する。彼に住吉大神の導きのあらんことを!
なお、私は痴漢事件は基本的に冤罪と判断するようにしているが、被疑者の男がいかがわしい動画を見ていたりするような人間であれば、やはり「疑わしい」と判断するだろう。警察も、痴漢事件の捜査をする際には「自称・被害者」の主張を鵜吞みにするのではなく、被疑者の人格等を考慮して判断するべきである。
4.「第二の森友」加計学園事件で重大証言 安倍首相の関与を示唆
<要旨>森友学園問題に続き、安倍首相の「腹心の友」とされる加計孝太郎が理事長を務める「加計学園」の岡山理科大獣医学部の新設を巡って、36億円の土地が無償で提供されるなどの疑惑が存在している。これについて、首相の関与を示唆する証言が出てきた。
<コメント>情報を整理する限り、安倍首相の周辺が何らかの形で関与していることは、疑いようのないことだろう。口利き自体は違法ではないが、国会は証人喚問を行って関係者の証人喚問を行うべきだ。