生長の家正統派青年のブログ

生長の家青年会一信徒の個人のブログです。正統な宗教法人「生長の家」は1983年に自民党と訣別し、2016年以降は全ての国政選挙で自民党不支持を訴えています。ブログ記事の文責は教団ではなく私個人にあります。

戦没者を追悼し平和を祈念する日を迎えて

 今日は戦没者を追悼し平和を祈念する日です。

 私はお盆前のお墓参りと合わせて、戦死した父方の曾祖母の兄弟のお墓も参らせていただきました。

 昭和12年(西暦1937年、皇暦2597年)から昭和20年(西暦1945年、皇暦2605年)までの間、我が国は長きにわたり大東亜戦争を戦い、曾祖母の兄弟のように戦死された方も多数おられ、また、私の曾祖父のように負傷された方も含めると、相当数の方が犠牲者となられました。

 この戦争は、政府の失策によって被害が拡大した面が少なくなく、また、その中には国際法上の侵略・戦争犯罪と見做されるべき行為も存在しました。

 そして、当時の少なくない日本国民が、あろうことかこうした政府の過ちを積極的に支持したと言われています。

 昨年の衆院選や今夏の参院選でも、核共有や『日本国憲法』第9条改正を推進する政党が勝利するなど、一部の日本国民は大東亜戦争の反省をしていないように思われます。

 そのような中、天皇陛下からは「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と言う、誠に有難い言葉を賜りました。私たちは天皇陛下の臣民として、この言葉を重く受け止めなければならないと考えます。

 私の高祖母の義理の従兄である田中静壹陸軍大将は、生長の家の信徒でもありましたが、戦争継続派のクーデターである宮城事件を鎮圧した人です。

 天皇陛下の平和を希求する御心を体現してこそ、臣民として生きることであると言えます。私は小学生の頃から田中静壹大将を尊敬して生きてまいりました。今、大東亜戦争の過ちを繰り返そうとしている動きに対しては、『甘露の法雨』を以てこれを鎮圧した田中静壹大将を見倣い、断固としてこれを拒絶しなければならないと考えます。

 無論、戦争の多くは双方に非があるものであり、大東亜戦争においては日本と交戦したアメリカ、イギリス、オランダがアジア各国で過酷な植民地支配をしており、日本軍の兵士の中には純粋に彼らを植民地支配から解放するために命をなげうった方々がおられる事も又、紛れもない事実であります。

 しかしながら、大聖師・谷口雅春先生は「白色人種の勢力を駆逐した後に尚、日本が勝利をつづけて、占領地にのうのうと進駐をつづけていたならば日本は白色帝国主義者の後継者になるから敗戦の形で日本軍は帰還してくる必要」があったと述べられています。谷口雅春『秘められたる神示』48頁、新字体・現代仮名遣いに改めて引用)

 今の日本は「白色帝国主義の後継者」になっていないのか、戦後の対米従属の歴史を踏まえながら、一度現代史を振り返るべきではないでしょうか?

 今後も私は人類光明化運動・国際平和信仰運動を通して「天皇国・日本」の実相顕現・「神・自然・人間」の大調和した新しい文明の構築に励ましていただきたいと考えます。